省エネ基準とは?新設された等級についても解説します

2023年10月6日

省エネ基準とは?新設された等級についても解説します

省エネ基準とは?新設された等級についても解説します

家を購入予定の方々に知ってほしい、省エネ基準についてご紹介します。
今回は特に、新設された等級についての情報を提供します。
この記事を通じて、省エネ基準と新たに設けられた等級についての理解を深めていただければ幸いです。

 

目次

□省エネ基準とは?

 

*省エネ基準の定義

 

建築物の省エネ基準は、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」に基づき、建物の規模や地域によって断熱性能が定められています。
この法律は、エネルギーの効率的な使用を促進するために制定されました。

また、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、断熱等性能等級が付与される仕組みが存在します。
これにより、消費者が住宅の性能を客観的に判断することができるようになっています。

 

*これまでの基準について

 

これまでの日本の省エネ基準では、「平成28年基準(断熱等級4)」が最高等級とされていました。
しかし、この基準は20年近く変わっておらず、先進国の中では最低レベルとされています。
このため、多くの専門家や市民から見直しの声が上がっていました。

 

さらに、2050年のカーボンニュートラル実現や2030年度の温室効果ガス46%削減という政策目標が背景にあります。
これらを実現するために、日本も省エネ基準の見直しを進めています。
特に国際的な環境問題への対応として、日本の省エネ基準の見直しは避けられない課題となっているのです。

 

□新設された等級についてご紹介!

 

以上の背景があり、2025年からは「平成28年基準(等級4)」がすべての新築住宅に義務付けられることとなり、これにより等級4が最低等級となります。
この変更は、先ほども解説した通り、省エネ基準の国際的な水準への追従を目的としています。

 

*断熱等性能等級5、6、7の新設

 

2022年4月からは「断熱等性能等級5」が新設され、さらに10月からは等級6、7も新設される予定です。
等級5はZEH基準、等級6、7はHEAT20のG2、G3に相当します。
これらの新たな等級は、先進国の基準に合わせるためのものであり、これによりこれまで以上に高い断熱性能を持つ住宅の普及を目指しています。

 

□まとめ

 

新たな省エネ基準や等級が導入されることで、より省エネ性の高い住宅が増えることが期待されます。
これにより、環境への負荷を減少させるとともに、住む人々の快適性も向上することが期待されています。
環境問題への対応として、このような省エネ基準の見直しや新たな等級の導入は避けられない課題となっていますので、家を購入予定の方は、これらの新しい基準や等級を理解し、最適な住宅選びをしてください。

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