耐震等級3級は必要か?その意味とメリット、デメリットについて解説します

2023年11月12日

耐震等級3級は必要か?その意味とメリット、デメリットについて解説します

耐震等級3級は必要か?その意味とメリット、デメリットについて解説します

新築やリフォームを考えている方々にとって、地震に対する安全性は非常に重要な要素と言えるでしょう。

しかし、その安全性とコストのバランスに悩まれる方も多いです。
そこでこの記事では、耐震等級3の住宅について、そのメリットとデメリットについて解説します。
 
 
1:耐震等級3とは?
 
耐震等級3は、耐震等級1よりも1.5倍の耐震性能を持つとされています。
これは、震度6強〜7の大地震が起きても、軽い補修で済むレベルと言われています。 しかし、この耐震等級は「ごくまれに起きる地震」を基準にしており、実際には数年に一度、この基準を超える地震が観測されています。 そのため、耐震等級3が万能であるわけではないことは頭に入れておきましょう。
 
2:耐震等級3の構造計算について
 
耐震等級3には、構造計算によって性能が大きく異なる場合があります。
例えば、消防署や警察署では、構造計算が必須です。 これに対して、一般の木造住宅では、簡易な計算で耐震等級3に達することもありますが、その耐震性能は必ずしも高いとは言えません。 地域や建築条件によっては、耐震等級3でも不足する可能性があるのです。
 

□耐震等級3は必要か?メリットとデメリットは?

 
ここでは、導入に迷われている方に向けて、耐震等級3のメリットとデメリットをご紹介します。
 

*メリット

 
1:高い耐震性能
耐震等級3の最大のメリットは、その高い耐震性能です。
日本は地震大国であり、数年に一度はマグニチュード6以上の地震が発生します。 このような状況下で、耐震等級3の住宅に住むことは、安心感を大いに高める要素となります。
 
2:地震保険の割引
地震保険に加入する際、耐震等級3であれば50%の割引が適用されます。 長期にわたって割引が受けられるため、地震保険料の総額が大きく減少する可能性があります。
 
3:金利の優遇
フラット35Sの金利Aプランが利用できるため、総返済額が大きく減少する可能性があります。 これは、住宅購入の総コストを大きく抑える要素となります。
 

*デメリット

 
1:間取りの制限
耐震等級3を取得するためには、耐力壁を多く配置する必要があります。 これにより、大きな吹き抜けや広い窓を設けることが難しくなる場合があります。
 
2:費用の増加
耐震等級3の取得には、申請費用や検査費用がかかります。 さらに、耐震性能を高めるための建築コストも増加する可能性があります。
 

□まとめ

 
今回は、耐震等級3について、そのメリットとデメリットについて解説しました。
耐震等級3の住宅は、その高い耐震性能と、地震保険や金利の優遇によるコスト削減が魅力です。 当社では制震ダンパーを装備する事でさらに安全性を高め、永住にふさわしい住宅を提供しております。
住宅購入にかかる費用と安全性、このバランスを理解し、最適な選択をしてくださいね。
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