新築住宅の断熱を強化する複層ガラスの選び方

2026年1月1日

新築の家づくりにおいて、快適な室内環境は多くの人が願うことでしょう。
その快適性を大きく左右するのが、窓の性能です。
特に断熱性能は、夏涼しく冬暖かい暮らしを実現するために欠かせません。
最新の住宅では、断熱性能を高めるための様々な工夫が凝らされています。
今回は、新築住宅で最適な断熱性能を持つ複層ガラスを選ぶためのポイントをご紹介します。

目次

新築住宅の複層ガラス基礎

複層ガラスの基本構造

複層ガラスとは、2枚以上のガラス板の間に「空気層」と呼ばれる空間を設けた構造のガラスです。
この空気層は、ガラスの間にスペーサーと呼ばれる部材で区切られ、乾燥空気が封入されています。
さらに断熱性を高めるために、アルゴンガスなどの熱伝導率の低いガスを封入したものや、ガラス間の空間を真空にした真空ガラスも流通しています。

断熱効果の仕組み

複層ガラスの断熱効果は、ガラス間の空気層がダウンジャケットのように熱の移動を妨げることで生まれます。
この層が、外からの冷気や熱気の侵入を遅らせ、室内の暖房熱を外に逃がしにくくするのです。
断熱性能の指標としては「熱貫流率(U値)」があり、この値が小さいほど、熱が伝わりにくい、つまり断熱性能が高いことを示します。

遮音効果の仕組み

複層ガラスは、2枚のガラスと間に挟まれた空気層が音波の伝わりを妨げることで、遮音効果を発揮します。
音は波長によって伝わり方が異なりますが、複層ガラスの空気層の厚みを変えることで、様々な音域に対応した遮音性能を持たせることが可能です。
これにより、外部からの騒音を軽減し、より静かな室内環境を実現します。

複層ガラスの種類

一般的な複層ガラスに加え、ガラス表面に特殊な金属膜をコーティングした「Low-E複層ガラス」があります。
Low-E膜は日射熱を吸収・反射し、夏の暑さを和らげたり、冬の暖房効率を高めたりする効果があります。
さらに高い断熱性能を求める場合は、ガラス間の空間を真空にした「真空ガラス」や、ガラスを3枚使用した「トリプルガラス」も選択肢となります。

窓3

断熱性能を高める選び方

断熱性能の指標を知る

複層ガラスの断熱性能を評価する上で、熱貫流率(U値)は重要な指標となります。
U値は、窓ガラスを通じてどれだけの熱が伝わるかを示す数値であり、値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
新築住宅では、省エネ基準を満たし、快適な室内環境を維持するために、このU値が低いガラスを選ぶことが推奨されます。

ガラスの種類で選ぶ

断熱性能を重視するなら、Low-E複層ガラスの採用がおすすめです。
Low-E膜のコーティング位置によって、日射熱の取得・遮蔽のバランスが変わります。
例えば、夏の日差しを遮りたい場合は室外側ガラスにLow-E膜があるタイプ、冬場に日差しを取り込みたい場合は室内側ガラスにLow-E膜があるタイプが適しています。
より高い断熱性を求めるなら、真空ガラスやトリプルガラスも有力な選択肢となります。

空気層の厚みで選ぶ

ガラス間の空気層の厚みも、断熱性能に影響を与える要素です。
一般的に、空気層が厚くなるほど断熱性能は向上する傾向にあります。
しかし、厚みを増すことによるガラス自体の重量増加や、それに伴うサッシへの負担増なども考慮する必要があります。
最適な厚みは、断熱性能と構造的なバランスで決まります。

サッシ素材の重要性

窓の断熱性能は、ガラスだけでなくサッシ(窓枠)の素材も大きく影響します。
熱伝導率の高いアルミサッシは外気温の影響を受けやすく、断熱性能の面で不利になりがちです。
一方、樹脂サッシは熱伝導率が低く、断熱性能に優れています。
新築住宅では、樹脂サッシや、アルミと樹脂を組み合わせた複合サッシを選ぶことで、窓全体の断熱性能を効果的に高めることができます。

新築時の注意点

新築住宅で複層ガラスを選ぶ際は、設計段階から断熱性能を考慮したガラスとサッシの組み合わせを計画することが重要です。
ガラスの厚みはサッシの溝幅に影響するため、後から交換するリフォーム時とは異なり、最初から最適なサッシを選定できます。
窓の配置や大きさ、方角なども考慮し、部屋ごとの日射取得や断熱ニーズに合わせてガラスの種類を選びましょう。

補助金制度の活用

窓の断熱改修においては、国や自治体による補助金制度が活用できる場合があります。
例えば、「先進的窓リノベ事業」のような制度では、断熱性能の高い窓やガラスへの改修を支援しています。
新築住宅の場合、直接的な補助金は少ないかもしれませんが、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)などの認定基準に、高断熱窓の設置が要件とされることがあります。
補助金制度や認定制度の活用は、初期費用を抑えつつ、より高性能な窓を導入する良い機会となります。

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まとめ

新築住宅における複層ガラス選びは、断熱性能を重視することで、一年を通して快適な室内環境と省エネルギー化を実現する鍵となります。
ガラスの種類、空気層の厚み、そしてサッシの素材といった要素を総合的に検討することが重要です。
断熱性能の指標であるU値を確認し、Low-E複層ガラスや真空ガラスなどを選択肢に入れると良いでしょう。
樹脂サッシなどの断熱性の高い素材を選ぶことも、窓全体の性能を高める上で不可欠です。
補助金制度の活用も視野に入れ、賢く最適な複層ガラスを選びましょう。

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