もともと水田や畑だった場所にそのまま新築を建てるのは危ない!?建てる前に行う事前調査とは?

2018年11月13日

■もともと水田や畑だった場所にそのまま新築を建てるのは危ない!?建てる前に行う事前調査とは?■

 

住宅を建てる土地がもともと水田や畑だった場合は、事前に地盤調査が必要となります。
地盤調査とは、建物を建てる上で地盤の強度をあらかじめ把握し、地盤が弱いことによって、不備が起こらないようにするための調査です。
今後、数十年にわたって安全に住み続けるために地盤調査は不可欠です。
今回は、地盤調査の内容について紹介します。

 

□地盤調査の内容
地盤調査の手法として大きく3つあります。

*スウェーデン式試験
一般的に住宅を建てる上で、一番用いられる方法です。
ロッドといわれる鉄の棒にドリル状のスクリューポイントを取り付け、おもりによって負荷をかけます。

 

そして、スクリューポイントを回転させ、地中を掘っていきます。
おもりの量や回転数によって地盤の強度を測るのですが、費用があまりかからず場所も取ることがありません。

 

*ボーリング標準貫入試験
地面に穴を開け、1メートルごとに地盤の硬さを測ります。
その際に用いられる指標がN値といい、N値は1メートルごとに算出され、値が高いほど、地盤は強固なものということです。
ボーリング調査では、支持層まで測ることができるため、基礎工事を適切に行うことができます。

 

*表面波探査法
起振機に人がわずかに感じ取れるような人口地震を発生させ、検出器が地面を通じて伝わる速度や地盤の強度を測定するという探査法です。
深さ10メートルまで正確に測定することができるのが特徴です。
短期間で測定することが可能ですが、費用はやや高いので注意しましょう。

 

□水田や畑に新築する際の注意点
*時間が長い
宅地を購入してから新築住宅を建てるのではなく、最初に水田や畑などに家を建てられるようにするための敷地作りから始めるため、その分時間がかかります。
そのため、水田や畑に新築をお考えの際は、時間に余裕をもった計画を立てましょう。

 

*費用が高くなる場合がある
地盤調査によって、地盤が弱いという結果が出た場合、地盤改良を行う必要があり、追加で費用がかかってしまいます。
地盤改良が必要な場合、近所で農地に家を建てておられる方に、地盤改良の費用について詳しく聞いておきましょう。

 

*見積もりは複数社に依頼
地盤改良を行う際は、複数社に見積もりを依頼しましょう。
1社にしか依頼していない場合、不自然に値段が高くても相場を把握していないため、気づくことができません。
最低でも3社以上に見積もりを出してもらうようにしましょう。

 

□まとめ
今回は、地盤調査の内容について紹介しました。
ぜひ、水田や畑に新築をお考えの方は、参考にしてください。

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